消えゆく関西弁講座

 

  

「〜しよし」の巻

意味

「〜しなさい」

解説

この言葉は、関西弁というよりも京都弁、それも女言葉だと思います。漫才師の「今いくよ・くるよ」さんが「どやさ!」と並んでよく使う言葉なので、ご存じの方も多いかも。私の母もしょっちゅう使っていました。私だけではなく、父に対してまで使ってました。それもいつも、怒った口調で。

父はよく母の思い出話をするのですが、「あいつはよう、こんなこと言うとった」という話の中で、この言葉の話題が上り、父娘2人で大笑いしました。

使用例

その1

「あいつ(母)はな、病院に来たら『車椅子ふくから、立ちよし!』って怒りよんねん」
「ふーん」
「しゃあないから立ったら、ごしごしふいて、『はよ、座りよし!』って、また怒りよんねん」
「そうやったなあ」
「それで、『真面目にリハビリ、しよし!』って怒りもって言うて、帰りよんねん」
「お母ちゃん、家に帰ってきたらよう怒っとったわ。車椅子の後ろのポケットに、いっつもお菓子の袋が入ってるって
「わしも、あほやな。捨てるの、忘れるんや」
「懐かしいなあ」

使用例

その2

「亡くなったおばさん、ほんまになんでも残したはるわ」
「うちのお母ちゃんかって、信じられへんほど物を残してたわ。血筋かなあ」
「ひーちゃん、いるもんあったら、なんでも持って帰りよし
「・・・色変わったもんやら、湿気臭いもんばっかりやなあ。ごめん、ほしいもん、ないわ」
「そう言わんと、このタオルなんかは、さら(新品)やから、

持って帰りよし!

「ひえ〜っ、どないしょう・・・」
「持って帰るのに袋がほしかったら、そこのすみにあるから、どれでも取りよし
「いらんのになあ(;_;)」