消えゆく関西弁講座

 

  

「はしりの、ねき」の巻

意味

「台所の、近く」

解説

「はしり」という言葉は、おばあちゃんがよく使っていました。今回「台所」と訳しましたが、今の台所の雰囲気ではもちろんありません。炊飯器もガスコンロもなかった時代の言葉です。「ねき」は、知り合いのおばちゃんの口から初めて聞いた覚えがあります。

「消えゆく」というよりも、完全に消えてしまった言葉かもしれません。

使用例

その1

「お菓子が買うてあるから、とっといで」
「どこにあるん?」
はしりの横に、みずやがあるやろ。その中に入ってるわ」
「・・・ほんでばあちゃん、何食べるん?」
「トマト食べるわ」
「ひえ〜、トマトに砂糖つけてるで・・・・」

使用例

その2

「車で近くまで来てるんですけど、行き方教えてもらえませんか?」
「なんぞねきに、おまっか?」
「○×銀行が、左にありますわ」
「そしたら、その道まっすぐ行って、最初の角を右に曲がり」
「はい」
「それで次の次の角を左に曲がって、ほんでまた次の角を、左やで。そしたら三叉路になってるから、右側の道に入るねんで。角のねきに、でっかい犬がおるわ。それから、どやったかいな・・・」
「えーっと、右、左、左、左でしたっけ?」
「あ〜、ややこしいなあ。めんどくさいからそこで待っといて。行くわ」
「説明がややこしいんやったら、最初から迎えに来てーや」