「ひーエッセイ」 バックナンバー

 

 

   

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目からうろこがぼとりと落ちる
     ★★ひーエッセイ★★     2005年11月1日(火)発行
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第114巻(最終回) 「ありがとう」
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 メルマガを配信し始めたのは、今から4年以上前。会社を不本意な形で退職したことが、そもそもの出発点だった。自分の気持ちに向き合い、本当に一生懸命書いた。それを毎週、ほぼ欠かさず配信していた。

 だけどここ1〜2年、配信の間隔が少しずつ開き始めた。
 今年に入ってからは特にひどく、週刊と銘打っておきながら、最新刊は4月。半年もエッセイから遠ざかっていたことになる。
 書かなきゃ、書かなきゃとずっと思い続けながら、ここまできてしまった。

 本当なら、今の年齢だから書けるネタもあったのだ。

「もったいない」という言葉が最近ブームのようになっているけれど、「お互い様」という言葉を取り戻すことが先決なんじゃないだろうか。

とか、

学校の役割って、いったい何だろう。塾の教師の方が、学科教育については的確に回答してくれると聞く。もしかしたらこれからの学校は、人間としての生きる力や思考力を養う場所になるのかもしれない。

とか、

今時すぐ「心のケア」という言葉が叫ばれるけど、「心のケア」の本当の意味って、いったい何なんだろう。

とか、

私は、「自分のことは自分でしなさい」と母に教わって育った。だから、自分を守るのは最終的には自分だと思うけれど、誰かに守ってもらえるものだと思っている人が、最近あまりに多くないかなぁ。

とか。

 思いつくとメモにしておくのだが、最終的にまとまらない。そして、ずっと考え続ける。結果、旬を逃してしまう。

 それなりの結論がつかないことが、多すぎるのかもしれない。大きな事から、小さな事まで。
 それだけせちがらい世の中になってしまったのかな。

 私にとっての「ひーエッセイ」は、本当に大切な場所だった。今の私の生き方につながっているのだから。
 だから、考えがまとまらないという事実が、つらかった。エッセイを書かないまま放置している、こんなけじめのない状態は、どうしてもいやだった。

 真摯な気持ちで文章を綴った4年間だった。そして書くことで、自分自身の気持ちに整理がついたことも、また事実だ。
 表現がつたなかったり、言葉が足りなかったりしたけれど、私なりに最善を尽くしてきた。そんな文章を、ずっと読み続けてくれていた人もいた。待ち続けてくれた人もいた。

 そんな人たちに対して本当に申し訳ないけれど、このメルマガ「ひーエッセイ」をいったん終了させることにした。そのかわり、ホームページの方でコラムやエッセイを続けようと思う。
 今回で最終回となること、お許し下さい。

 私は小さい頃、集団行動というのが苦手だった。
 学校の行き帰りは、ひとりで歩くのが好きだった。堤防を通り、橋を渡り、川の流れを見ながらとぼとぼ歩くのが、好きだった。家の近くのポンプ場辺りで、ひとり遊びをするのが好きだった。
 私が今、小学生くらいだったら、本当に息苦しいだろうな。

 そんな私も、四十路に突入した。
 年齢が上がるにつれて、短気になってきたなぁとしみじみ感じる。ぼやくことも多くなった。今の若いアイドル達の顔が、全部一緒に見えたりする。
 それに若い頃より、口数が多くなったようだ。どちらかというと以前は聞き役だったのに、気の合う仲間と一緒にいると、いつの間にか語ってしまっている自分に気付いて、驚いてしまう時がある。

 あぁ、おばさんになっちまったのかな。でも、「まぁ、それもいいかな」っていつまでも思えるような、しなやかでブレない心を常に持っていたいな。

 皆さん、長い間の応援、本当にありがとう。
 マガジンの方は近日中に廃刊手続きを行いますが、私のホームページにはエッセイのバックナンバーを全て残しますので、http://www10.plala.or.jp/hi-homepage/までいつでも遊びに来てくださいね。
 また、ホームページでお会いしましょう。さようなら。