「テレショップな日々」 バックナンバー

 

 

   

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ひーコラム  ☆★テレショップな日々★☆
                          発行日 2004/02/02
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Vol.006 ショップチャンネル(下)〜多彩なゲスト陣〜


 ショップチャンネルには、ゲストがよく登場する。商品の生産者・販売店・メーカー担当者等、様々である。このゲストの中にも「非常に濃いキャラ」を持つ人がおられる。

 化粧品「チェンジシリーズ」紹介の際に必ずと言っていいほど登場するのが、中島さんという女性である。最近雑誌やテレビCMにも登場されているので、ご存じの方も多いかもしれない。
 彼女の自慢は、この「チェンジ」で変貌した自分の素肌である。

 キャラは濃いが、彼女の肌は白い。とにかく、白い。だから彼女、素肌でテレビに出演しているのである。視聴者にとっては、何よりもインパクトのあるサンプルだ。
 そのサンプル効果を十二分に出すため、彼女の動きは必ずカメラ目線である。昔の歌謡曲歌手が不自然なほどカメラの動きに合わせて動いていたのと、全く同じである。

 中島さんとキャスト(司会者)の2人で進行する、1回30分〜1時間のショー。なかなかの長丁場である。それなのに中島さんは、ずっとカメラ目線。横にいるキャストの顔は滅多に見ない。
 この徹底ぶり、たいしたものである。

 この番組では外国製品も多数紹介されるので、当然外国人のゲストもよく登場する。

「イタリアン・ゴールド」シリーズのジュエリーを携えてイタリアからやって来る、ステファノさん。彼はキャラだけではなく、顔も濃い。

 彼のしゃべりを聞いていると、イタリア語の押しの強さは桁外れだと思う。文章で彼のトークを表現できないのが残念なのだが、ステファノさんはつっかえることなく、ものすごい勢いでおしゃべりになる。まさに「立て板に水」である。なおかつ、そのおしゃべりに音楽的なリズムがあるのだ。彼のトークを聞いていると、私の体はいつしか上下左右に揺れている。
 そして笑顔。彼はいつも微笑みを絶やさない。

 外国からのゲストの横には、通訳がつく。イタリア語を訳される方は少ないのか、ステファノさん担当通訳はいつも同じ女性である。
 彼女はよくこういう訳文を披露される。

「ショップチャンネルのお客様に、『えくすくるーしぶ』な価格で商品をご提供致します」

 圧倒的におばちゃん視聴者が多いと思われるこの番組、「えくすくるーしぶ(exclusive)な価格(独占価格)」の意味がわかっている視聴者が、果たしてどのくらいいるだろうか。

 アメリカからやってくる、ダニアさん。キャラも顔もそれほど濃くはないが、俳優顔負けのなかなかの男前である。ソファにゆったりと座り、足の組み方も余裕がある。トークも穏やかで、笑顔もよい♪
 年に数回登場されるたび、目の保養をさせてもらっている私。こんな男前が社長を務める会社に勤務してみたい・・・。

 カナダからやってくる、デビッドさん。私の好みにはまるで合わない、あまりにも個性的なジュエリーをいつも紹介する人である。
 スキンヘッドにつぶらな瞳。だが、テンションの高さは半端ではない。買うつもりはなくても、その勢いやパワーに引きずり込まれ、画面を凝視してしまう私。でも、買わないけど♪

 そして繰り出す、マシンガントーク。通訳者が通訳する暇を与えない。

「私がデザインした商品は、素晴らしいんだ! 他には絶対ない商品なんだ!」

 ショーのオープニングでは、通常「ラインナップ」と称してキャストがその時間に登場する商品を簡単に紹介する。時間にして1分少々。この間、声を出すゲストは、いない。
 でもデビッドさんは違う。商品写真が画面で切り替わるたびに、何かしら声を発するのだ。「オオッ」とか「ハァッ」っていうため息をつく時もあったり、「これお気に入りなんだ!」と叫ぶ時もある。勢い込んで詳細説明を始める時だってある。
 この「暴れ馬」デビッドといっしょにはじけて壊れている確率が一番高いのが、前回紹介した根津ちゃんなのだ。

 ゲストが登場するショーというのは基本的に生放送。その特性を生かして、番組中に購入者とスタジオを電話でつなぐというコーナーもある。キャストが商品を選んだ理由や感想を購入者に聞いたりするのだが、デビッドさんはこういう瞬間も逃さない。

「私の作品を購入されたのは初めてですか?」
「私の作品をつけて外出された時、他の方は何ておっしゃいますか?」

 矢継ぎ早の質問攻撃である。ここまで質問攻めにするゲストは、他にいない。通訳さんはとにかく、あたふたと訳している。
 そして購入者が「友達に『どこで買ったの?』と言われます」とか、「どこにも売っていないデザインなので、気に入ってます」とか答えると、彼はすごく満足そうにうなずいているのだ。

 私は常々、テレショップは「商品力」だけでは成り立たないと思っている。その商品を紹介する「人力」が欠かせない。紹介方法だったり、紹介する人の個性だったり、様々だが。
 ショップチャンネルに登場するゲスト陣たちは、それを心得ている。ご自分が広告塔だと自負している。だから売れるのだ。


ショップチャンネル http://www.shopch.jp/



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■ 今回の「テレショップなひとこと」
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「子供さんのために、『おどるポンポコリン』」

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<「ひとこと」の解説>

プライムテレショップではおなじみ、児島浩次郎さんのひとことである。

彼は数年前からテレショップに登場、様々な商品を紹介する万能宣伝マンである。最近はお風呂で使えるCDプレイヤー「うたい放題」を、水槽に張った水にじゃぼんと放り込んだりしている。

ここ最近の児島さんは、マイク型カラオケ「ハンディースター」をよく紹介されていた。この「ハンディースター」は、本体(マイク)の中に400曲のカラオケが入っていて、テレビにつなぐだけでカラオケが楽しめるという、優れもの(らしい)。収録されている曲は「演歌・ポップス・ニューミュージック・童謡」と様々。
彼は曲目一覧表を手に持ち、何曲かの曲名を読み上げる。そして最後に、こうおっしゃるのだ。

「子供さんのために、『ドラえもんの歌』や『おどるポンポコリン』(が収録されています)」と。

百歩譲って「ドラえもんの歌」は認めましょう。でも、しかし・・・。

「おどるポンポコリン」がヒットしたのは、今から10年以上前でございますよ、児島さん。
「おどるポンポコリン」がヒットした頃に生まれていない子供さんもいますよ、児島さん。

それはともかく、「ハンディースター」は売れている。「プライムヒットランキング」では、堂々の第4位!(2004.2.2現在)


プライム http://www.primecard.org/

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